〈テーマ:在宅支援・リハビリの実際について〉
この度の研修では、医療法人協和会訪問看護事業部より看護師の柴田美子様をお招きし、訪問看護の実際について症例も交えながらご講義頂きました。利用者の方々に直接伺った「福祉用具ベスト1」では、実際に利用して役に立つ福祉用具やアイデアが一杯で、聞いていてとても楽しく勉強になりました。また、訪問リハビリでの関わりについては、理学療法士の松本恭弘様より様々な症例を通して実際の指導や工夫、苦労したことなどを教えて頂きました。
これから訪問事業に関わって行きたいと考えているセラピストだけでなく、既に現在訪問に出て活躍しているセラピストにとっても、再確認や再発見が出来る有意義な研修となりました。
〈テーマ:地域ケア会議でリハビリ職に望まれる事〉
研修会に引き続き、第2部では洲本市役所健康福祉部介護福祉課・長寿支援課の理学療法士の畑山浩志様より、「当たり前を変える」をテーマに地域リハ会議でリハビリ職に望まれることについてご講義頂きました。畑山様が実際に参加されている洲本市の地域ケア会議の成り立ちから、試行錯誤の末現在の形に至るまで詳しく教えて頂きました。その中で、自分たちの暮らす「地域」を知ることが大切であること、最終的な目標はより良い「地域づくり」であることを改めて認識することが出来ました。また、高齢者の受け皿である集いの場について、もっとセラピストは知る必要があると痛感しました。今後セラピストが協力し活躍できる場を開拓していくためにも、地域ケア会議を通して顔の見える関係を作り、多職種で様々なアイデアを出しないながら情報共有していくことが大切だと思いました。