教習所を利用した運転練習への取り組み
当院では、自動車の運転再開を希望する患者様へ対して自動車教習所と提携し、実際の自動車を使用した運転練習を実施しています。
運転の再開は、移動出来る範囲が拡大し健康を保つ上で重要な意味を持つと考えます。少しでも皆様の生きがいを長く保てる一役となればと想っています。
運転の再開は、移動出来る範囲が拡大し健康を保つ上で重要な意味を持つと考えます。少しでも皆様の生きがいを長く保てる一役となればと想っています。
- 教習所で行えるのは、あくまで運転動作の確認と練習のみです。
- 教習所で運転の可否を保障するものではありません。
- 病気後の運転の可否は必ず免許試験センターの適正検査を受講して下さい。
対象者
- 自動車の運転を希望される方(現時点で普通自動車運転免許を取得されている方)
※ 対象とならない方(例)
- 普通自動車運転免許を持たれていない方
- 意識の障害が強く、自身で動くことが困難な方
- 両手が欠損しており、手を使うことが困難な方
- 院内での体や判断力の評価で普段の生活でも介助が必要と判断される方
教習所での運転練習にかかる費用
特殊な練習となりますので、費用は患者様にご負担いただきます。当日、教習所に直接お支払い頂きます。
運転確認には時間を要しますので、2時限で時間を設定しております。
運転確認には時間を要しますので、2時限で時間を設定しております。
費用 (自己負担) |
2時限:14,000円(税別) |
- 教習所までの移動に関しては阪急ドライビングスクール服部緑地の無料送迎バスを利用させてもらいますので移動に関する費用負担はありません。
- 車椅子など無料送迎バスが使用できない場合は、別途方法を検討しますので費用の負担が発生する可能性があります。
使用出来る車両
- 普通自動車(MT)
- 普通自動車(AT)
- 特殊改造車両:ハンドルノブ、左でのウィンカー操作、左足アクセル、 手でのアクセル・ブレーキ操作
特殊改造車両の例
教習所での運転練習までのステップ
ステップ1 :体の動きの評価
関節の動く角度や筋力、反応速度などを評価させてもらいます。
ステップ2 :判断力の評価
紙面を利用した検査等で運転に必要な判断が保てているかを評価させてもらいます。
ステップ3 :止まった車を利用した操作評価
当院の公用車を利用して、車の乗り降りが安全に行えるかを確認します。
その次に、止まった状態のままハンドル操作、アクセル・ブレーキ操作ができるか評価させてもらいます。
その次に、止まった状態のままハンドル操作、アクセル・ブレーキ操作ができるか評価させてもらいます。
ステップ4 :教習所を利用した運転練習
上記3ステップを確認した後、教習所に連絡を行い、日程を予約して教習所での練習となります。
ステップ5 :退院後に適正検査の受講
運転の可否の判断は、免許センターの適正検査の受講が必要となります。
退院後に下記連絡先に問い合わせし、予約をお願いします。
退院後に下記連絡先に問い合わせし、予約をお願いします。
安全運転相談ダイヤル #8080
(都道府県警察の安全運転相談窓口につながります)
門真運転免許試験場 適性試験係 適性相談コーナー
06-6908-9121 内線384
光明池運転免許試験場 適性試験係 適性相談コーナー
0725-56-1881 内線384
- ※詳しくは、大阪府警察のホームページもご確認ください。
実際の運転練習の例
右膝下の義足装着者:
AT車、MT車、特殊改造車の全てを利用し練習を行いました。右足の義足で直接アクセルやブレーキを操作する練習。左足でアクセルを操作する練習を行いました。
AT車、MT車、特殊改造車の全てを利用し練習を行いました。右足の義足で直接アクセルやブレーキを操作する練習。左足でアクセルを操作する練習を行いました。
実績
安全運転相談ダイヤル #8080
- 情報提供のみ 1名
- 情報提供のみ 1名
2020年度 自動車教習所 練習実績
*新型コロナウィルス感染拡大の為、教習所評価中止
2021年度 自動車教習所 練習実績
- 情報提供のみ 1名
- 教習所評価実施 1名
2022年度 自動車教習所 練習実績
- 情報提供のみ 1名