人工透析センター
開設のコンセプトはきれいな透析液(超純化透析液の供給)
2004年11月1日、協和会病院7階に人工透析センターが開設されました。透析医療は急速に技術が進歩している分野ですが、当院ではそれら最新技術を取り入れるべく、まったく新しく人工透析センターを造設することとなりました。
このため、造設工事の設計段階からの準備が必要な透析液の配管工事等を含めて、きれいな透析液を供給するための設備を整えることが出来ました。
現在、当人工透析センターでは、透析液のエンドトキシン濃度を測定感度以下に維持出来ており、細菌も検出されていません。
きれいな透析液(超純化透析液の供給)の効果

透析液清浄化の効果とし、
- 血清β2-ミクログロブリン濃度の低下
手根管症候群等の骨・関節の傷害を減少させる。 - 血清CRP値の低下
動脈硬化の進展を抑制し、心筋梗塞等の血管病変を減少させる。 - 血清アルブミン値の上昇
透析患者の予後を改善する。 などが報告されています。
HDFへの対応とその効果
HDF(血液透析濾過法)の適応のある、血液透析患者様には積極的にHDFを行います。
HDFとは小分子量から中分子量までの広い範囲の尿毒症物質をHD(血液透析)とHF(血液濾過)を組み合わせて除去する方法です。
HDFにより、血液透析では改善が困難な透析アミロイドーシスによる骨・関節の痛み、皮膚のかゆみ、イライラ感、不眠、貧血の改善が得られると報告されています。
送迎に対応しています

人工透析センターへの通院には、透析患者様専用無料送迎車をご利用下さい。
診療担当医
医師名 | 役職 | |
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久保 充 | 医師 |
古賀 祐子 | 医師 (非常勤) |